コンディショニングは「完璧」を目指さなくていい


このシリーズは「コンディショニングとは、どういう事なのか?」を考えて話しています。

コンディショニングとは何なのかについて、きちんとまとめた記事はこちら↓

目指すのは「いつも100点」ではない

体のコンディションは良い方がいい。

ねんじゅう何処か痛くなってれば、生活は楽しくないですから。

だから、赤点スレスレの30点のラインに体の状態を置いているのは好ましくないです。

ちょっと点数が下回れば「健康」から「落第」してしまいます。

じゃあ「いつも100点満点」の優等生でいたら良いか?

となると、そう簡単な問題ではないです。

人間の体にはリズムがあって、いつも同じ体調ではありません。

調子悪い日があるのは自然なこと。

こと体のコンディションにおいては、優等生でも悪い点数の日は往々にしてあるのです。

私だって、お客様からは元気そうに見えても「実は35点」の日が結構あります(笑)

目指すのは「最適化」

なので、めざすのは「毎日精進してコンディション高得点を連発すること」ではありません。

それを目指せれば最高ですが、ほんとに毎日それを実現できますか?

それこそ、無理をしたり、自分をだましていませんか?

コンディショニングでは「最適化」を目指せばいいのです。

「最適化」というのは、コンピュータ技術や、会社のマネジメントで使われる言葉です。

google先生によれば…

与えられた条件の中で、特定の目的を達成するために、最も良い状態、または最善の手段を追求すること」

だそうです。

この「特定の目的」とは、たとえば現代人であれば、仕事で求められるパフォーマンスを発揮できること。

それを含めて、日常生活全般を快適に暮らすことです。

「どっか痛かったり、調子が悪くて仕事がはかどらない」とか

「毎日なんかモヤモヤしながら過ごしてる」は良くないねということ。

逆に、条件が悪い日(寝不足とか疲れてる)があっても、それを自覚した上で「最適な」パフォーマンスを出せればいい。

つまりコンディションは、自分が置かれた環境に対して「必要十分」であればいいのです。

リズムにあわせたコンディショニングを

なので、コンディショニングで目指すのは、40点の日を減らして、60点の日を増やすこと。

また、40点の日は、40点なりの注意を払いながら生活を進めること。

あぁ今は体のコンディションが良くないから気を付けて『体を整え』よう」と思うことが重要です。

ほんとは30点なのに80点のフリをすると、のび太やカツオやまる子のように、あとで痛い目に合います(笑)

その辺の話は、くわしくはこちらの記事で。

今日も、自分の体と向き合って、偽りのない現状の点数を把握しましょう。

そこから一歩踏み出して、自分の体調を「最適化」すればよいのです。

それが私が考えるコンディショニングというものです。

こんな感じで、ちょいちょいコンディショニングのよもやま話を書いていますので時々読んでみてくださいね。

この記事を書いたのは…

田中陽祐(たなかようすけ)

 

柔道整復師・スポーツトレーナー。にいさと接骨院×からだラボ 院長。

包帯やテーピングを巻くのが大好き。趣味はランニング、山登り。



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